ロッカリーギターズ!

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ネット時代の楽器の買い方

      2015/08/08

楽器や機材を紹介していくサイトを運営しながら言うのアレな感じがいたしますが、

今日はボタンひとつ、クリックひとつでものが買えてしまう世の中になった今、我々ユーザーが楽器や機材をどのように選んで買ったら良いのか思うところを書いていきます。

まずはここに高額なギターの広告を貼り付けたとしましょう。

そうですね、これなんかいかがでしょう?

Wildwood Guitarsさんの動画は好きでよく見ています(笑)

ギターの魅力を存分に引き出して魅せて聴かせてくれるGreg Koch氏、素晴らしい名手ですよね。

と、こんな具合にデモ動画を引き合いに出して欲しい方はどうぞってパターンで下に商品リンクを用意します。

Gibson Memphis / 2015 Limited Run ES-355 Bigsby 60s Cherry【S/N 11765719】【渋谷店】

まさかいないと思いますが、これほど高価な品物をこのタイミングでリンク先のイシバシ楽器店さんから購入契約を行う人は億単位の資産家か破滅型のタイプの方だと思います。それが正直な私の意見です。買っていただけたらどれほどサイト運営者にとってありがたいかは想像に難くないですが…いや是非買って欲しい(笑)

しかし我々庶民の感覚ですとなかなかこんな大胆な真似はできないですよね。生活もかかってますし。

ギターはネットで探して店頭で買う

よほど既にいくらかの期間に熟考を重ねて次にお目当てのギターが売りに出されてたら絶対に売り切れる前に買うんだ!と強く決心を固めておかないと購入にはなかなか踏みきれません。

ほんとにそのギターは自分に合っているのか、弾き心地はどうなのか…などはネット上では判断できません。

私はギターを購入するときは半ば勢いもありますが基本的には店頭で買います。

「新しいギターが欲しいな…」となった時にはすでに心に決めたギターがどなたにもあるでしょうからいろいろなサイトを見て回ります。ここで見て回るのは楽器店さんのサイトではなく、検索サイト等でギターの名前を検索すると出てくるデモ動画などです。

ひたすら見ます。有名なアーティストが使用していればその音源や動画を。有名無名・国内外問わずお目当てのギターで音を出してる動画を見ます。

どんなところに注目しながら見ているかというと、その動画内ではどのようなセッティングで音を出しているかですかね。

最初に目が行くのはもちろんアンプです。どこのメーカーの何のアンプに繋いで音を出しているか。

そしてアンプ直なのか否か、ペダルがあれば何を使っているのか、或いは使っていそうか、などでしょうかね。

そしてますます欲しくなる。

ここまで自分の中で機運が高まってくれば正直もう、買うと思うんです。買わなきゃ気が済まない(笑)

買うんですが、やはりネットでは買いませんね。先の広告リンクにもある通り【渋谷店】と出ています。

私は渋谷店に行きます。

そして手にとって弾かせてもらって申し分なければこれ買います!という流れですかね。

目当ての楽器をネットで探す時は検索地域を絞る

私の場合、いざ買うと決めたらここで初めて楽器サイトを見始めます。

そして住んでるところから車でおよそ1時間くらいで行ける範囲に目当てのギターを売りに出してる楽器店さんがあれば、他店舗と比較して適切な価格かを検討して許容できれば購入検討の意思と試奏したい旨のアポイントメントを取り付けます。

休日しか身動きとれませんのでアポの当日まではまさか冒頭のタイミングで買ってしまうツワモノ、或いは店頭を訪れた他人に先を越されないかとヒヤヒヤしながら残りの数日を過ごします。仕事もどこか上の空ですね(笑)

そして当日はアラームが鳴るよりも早くに目覚め、身支度を整えて飛び出して行き、晴れて欲しかったギターとご対面です。

体験談的に言うと1時間とかかけてお店まで行くと買わずに帰るという選択肢はほぼないです(笑)

よっぽどギターがマズいものでなければ…ですが。

1時間程度でそんな具合ですから数時間かけてお店まで行くとお土産感覚で買ってしまいそうな気がします。とはいえ欲しい気持ちが勝って購入して帰るわけなのでそれはもうギターとの運命的な出会いです。

結局その店で買うならネットで買っても同じじゃないかとも思うのですが、やはり買いに「行く」というのは大事な大事なとっても大事な事だと思います。

実際に自分で見極められるわけですからね、ボタンひとつで買うのとは大きな違いですよ。

ギターに関してはこんなところでしょうか。

ただし最寄りの楽器店まで数時間、数日かかるという地域にお住まいの方は存分にネットショッピングの恩恵を享受してください。人それぞれ事情が違いますからね。クリック一つでものが買えるというのはとても素晴らしい面もあるのです。

エフェクターはケースバイケース

難しいのはエフェクターですかね。

これは最寄りの楽器店さんに置いてあれば試すのはもちろんなんですが、結局のところ普段の自分のシステムで鳴らしてみないとなんとも言えません。ペダル試奏用のギターとアンプではなかなか判断できません。

場合によっては貸し出してくれる親切な楽器店さんも増えてきましたよね。

そういうサービスを実施してもらえるように楽器店さんと仲良くしておくのも大事かなと思います。

しかし全部が全部そうはさせてもらえないし目当てのもがそもそもなければ致し方ありません。

かといってギターと違って月収に迫るとか超えるとかの金額の買い物ではないですからね。人それぞれの経済事情にもよりますが仮に1万円くらいのペダルのために数時間かけて判断しに行くのも否定はしませんが私の場合はいたしません。

遠くまで行って購入を断念するのはなんともガッカリですから。

購入するしか手元にペダルを呼びこめないのであれば私はネットで買います。

もしくは近くの楽器店にあれば試してから出来るだけ安価なサイトで購入します。

ペダルの良し悪しは購入後に自分のシステムでいろいろ試さないと当たり外れの判断はできないですね。

ハズレたと思ってもシステムの変更やなにかで急に出番を増やしてくる大器晩成なヤツもいます。

こればかりは仕方ないですし、納得の行くペダルと出会うまでは失敗を繰り返すのがプレイヤーとしての自分への投資だとも思いますので、いろんなサウンドを出して知る事も勉強かなと割り切ってます。

ペダルについては懐と相談しながらネットと店頭とを使い分けてください。

アンプは納得できる条件を満たしていればネットでも

最後はアンプです。

ご覧頂いてる皆様の演奏環境にもよりますが自宅環境で鳴らす小型のものであれば店頭においてある可能性も低くないですが

ステージで使うような実践向きの大型のアンプを購入する場合には機種にもよりますがなかなか手近なところで置いてある可能性はグッと低くなってくるかと思います。

私の場合ですと大小5台のアンプを所有してますがそのうちの3台がステージ用の大型のものです。

このサイズの場合、やはり決して安い買い物ではないので試奏して購入するのがベストでしょうね。

ただ私の場合は所有している3台の大型アンプのうち2台はネット、1台は店頭での購入という内訳です。これもネットで探して実地で買うかクリックで買うかは売りに出ているタイミングと懐具合と相談です。中古も含めて検討して値段ベースで選んだ場合はネット購入、コストをかけてもいいと思うくらいに欲して検討したものは実地にて試奏して購入しました。

いずれもまずはネットで目当てのアンプが売りに出ているかどうかを探して安いものが近くにあればラッキーという感じでした。

大型アンプについては購入の意思が芽生えるのは必要に迫られての事だと思いますし、相応のアンプを検討しているプレイヤーであれば買い方や選び方についてご自分なりの判断ができるかと思います。そうでなければまだ時期尚早ですのでもう少し経験をつんでからにした方がマズい失敗はしないと思います。

それではまた。

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